カナダ人にとってお金とは何であり、どのくらいの貯金をしているのでしょう?

日本人の中にも貯金額には大きなばらつきがあるように、カナダ人の中にも貯金額の多い人、少ない人はいます。
でも、国民性、社会的背景によるカナダ人全体像は少し日本人の金銭感覚とは違うようです。ここではカナダでの生活とお金についてご紹介します。

カナダ

カナダ人の金銭感覚についてひとまとめにして書くことはできませんが、一般論としては、貯蓄率は日本のそれに比べて低いように思います。
背景には将来に対する不安が少ないという点があげられるかもしれません。

カナダ人があまりいろんなことを心配しない国民性という部分もありますが、社会福祉が充実しているという点も踏まえて、
いざとなったら社会的なセーフティネットがちゃんとあり、どうにかなるんじゃないかと漠然と考えている人が多い印象です。

日本のように将来に備えて日々コツコツと貯金をする、という習慣を持つ人は多数派ではない気がします。
カナダ人の中にももちろん貯金をする人もいますが、あくまでも近い将来の旅行費用など、短期間のスパンではっきりとした貯金目的がある場合が多い気がします。

例えば、子供手当として政府が国民に還元するとします。日本では子供の将来に貯金する人も多いのではないでしょうか?

その点、カナダではパーッと使ってしまう人が多い印象があります。もちろん子供たちのために使う人が多く、一概にどちらがいいとは言えませんが、経済が回るのは確実に後者の方ではないでしょうか?

家族の中にも個人主義の考えがありますから、子供がいても、自分の人生は自分の人生、子供の人生は子供の人生と割り切っている部分があります。
もちろん子供を育てるのは親の責任ではありますが、子供の将来まで面倒を見てあげなければいけないと思っている親は、日本に比べて少ない気がします。

実際、カナダの多くの大学生は自分で学生ローンを組んで大学生活をやりくりします。カナダの中でも、アジア系移民の家族に関しては、
日本のように親が学費や生活費まで面倒見ている場合も多いかもしれませんが、欧米系家族に関しては、その割合は低い印象があります。

また就職した後も、学生ローンを返し続けている人もいます。カナダでは大学に行くのは日本のようにほとんどが高校卒業後というわけではありません。
一度就職した後に、転職のため、スキルアップのために学校に行く人も多いので、大学生になるのに歳は全く関係ありません。その度に学生ローンを借りる人もいるので、親になっても学生ローンを返し続けている人がいるくらいです。

これらはあくまでも一般論、しかも欧米系の家族の話ですので、移民国であるカナダの中にも特にアジア系は日本的な金銭感覚や貯蓄に対する考えを持っている家族も多くいます。

もちろん欧米系でも莫大な貯蓄や不動産を持つ大金持ちはいますから、一概には言えませんが、
中流家庭と呼ばれる層の印象はお金が必ずしも人生における優先順位ではないといった考えを持つ人が多いように感じます。