カナダとアメリカは、同じ北アメリカとして、何かと同じように認識されやすい国です。しかしながら、実際には違いがたくさんあります。
国境を越えれば違う国。しかも、アメリカと同じと思ってカナダ人に接したら、後で後悔するような大失敗をするかもしれません。
ここでは注意すべきポイントをご紹介します。

カナダドルとアメリカドル

どこの国も、近隣諸国とはうまくいかないものです。これは、ご近所問題と同じです。
見たくないものが見えてしまうし、かといって自分に影響を与えてくるゆえに無関心にはなれず…。

あまり知られていませんが、カナダとアメリカも実はあまりお互いをよく思っていません。
ただ、陸続きの隣国ですので、経済的にも政治的にも、お互いを無視することはできないのです。

お互いに干渉せざるを得られない状況の中で、カナダとアメリカは世界的にも最も理想的な付かず離れずの関係を保ち、隣国関係の成功例と言われています。

先ず最初の大きな違いは、国民性の違いです。

これは両国の国民性を表す例え話として聞いたことのある話ですが、
レストランに入って自分の期待していたものが食べられなかった時の反応が明らかに違うという話です。

アメリカ人は遠慮なく不平不満を伝え、それでもまた後日、同じレストランに戻ってくる。でも、カナダ人はその場をそつなく過ごし、もう二度とそのレストランには戻らない、というのです。

この話を聞くと、カナダ人は少し日本人と似ているような気もしますね。

よくアメリカ人は自己主張が強く、決してSorryと謝らない、などと聞きますが、
実はそのアメリカ人の国民性を一番嫌っているのは隣国にいるカナダ人です。

しかも、そのアメリカ人の国民性が北米の印象として、世界からそのままカナダ人も同じと考えられることに嫌悪感すら感じています。
カナダ人と会話をする場合には、その点を十分気を付けた方がいいでしょう。

「カナダ人はアメリカ人と似ていると思っている」

なんて言ってしまった時には、全否定されるかもしれません。

実はあまり知られていませんが、アメリカとカナダでは英語も多少違います。

これは、カナダが元々イギリス連合国の一つだったためで、単語のつづり方はイギリス英語を引き継いでいる部分があります。

また単語自体、カナダ特有のものもあります。

しかしながら、隣国という点から、発音はアメリカ英語に似ています。ちなみに、カナダの$20札はイギリスのエリザベス女王の肖像画が入っています。
こんなところにも、カナダにはイギリスとの関係が日常生活の中に色濃く残っています。

もう一つ大きな違いは、カナダでは銃の保持は違法です。カナダでも狩猟は盛んですが、狩猟銃の所持には特別なライセンスが必要です。
銃を保持したままアメリカ側からカナダに国境を超えることはできません!

アジア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカなど、世界規模で見ればひとくくりに見られがちな国々も、それぞれの国で個々の特徴があります。
他から見れば小さな違いでも、当人にとっては全然違うと思っていることもあるかもしれませんね。

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以上、「カナダでの生活~移住、駐在、留学するなら知っておきたい10の問題」と題し、バンクーバー在住10年の筆者が、日本人がカナダで生活する際に、
事前に知っておきたい政治、宗教、文化、社会保障、お金、暮らしの問題についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

カナダに興味のある方、これからカナダに移住、留学しようと検討している方のご参考になったら幸いです。アクセスいただきありがとうございました。