カナダでの生活~移住、駐在、留学するなら知っておきたい10の問題

カナダでの生活はどのようなものかお調べですか?バンクーバーに移住して10年の筆者が、日本人がカナダで生活する際に、事前に知っておきたい政治、宗教、文化、社会保障、お金、暮らしの問題についてご紹介します。カナダへ移住、駐在、留学を予定している皆さんのご参考になれば幸いです。

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カナダの税金制度~生活に欠かせない税金について知ろう

カナダにはどのような税金の義務があるか知っていますか?生活に身近に関わってくる消費税や所得税の税率や、それ以外の税の対象物は日本とどのように違うのでしょう?
納税は日常生活を送るに当たって避けては通れないものですし、またその税金はカナダではどのような形で国民に還元されているのでしょうか?

一般的に社会福祉の充実している国は、財源を確保するための税金も高いと言われます。カナダは世界有数の福祉国家としてと考えられることも多く、日本と比べると確かに税金は全体的に少し高めと言えます。

一言で税金と言っても、カナダには国に支払う連邦税と、州に支払う州税、それらを併せた形で税率を決めている州もあります。

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わかりやすい例えとしては、日本でもよく国民の関心を集める消費税は物品とサービスを対象としてかかる税金ですが、
まず連邦税として国に5%(Goods and Services Tax)、それに上乗せする形でそれそれの州に州税(Provincial Sales Tax)を支払う形となります。

広大な国土をもつカナダゆえ、各州に自治権が与えられていますので、そのぞれの州によって税率は違います。
消費税に関しては全く州税の上乗せのない5%のみの州もあれば、10%ほど州税が上乗せされる州もあるようです。

つまり、一言で消費税と言っても、5%のみの州もあれば、15%の州もあるということです。

連邦税である5%の消費税は、日常必需品や生活に密に関わりのあるものは非課税対象になるものもありますし、
州税に関しては税率だけでなく非課税対象物の線引きも各州の自治権で決まるので、消費税に関しても州によって様々と言えるでしょう。

消費税以外に生活に大きく関わる税と言えば、所得税。所得税においても国に支払う連邦所得税と、州に支払う州所得税の2種類があります。所得税に関してはどちらも前年の所得によって納税率の異なる累進課税制となっています。

さて、このように集められた税金は、どのように国民に還元されるのでしょうか?

先ずカナダが福祉国家と呼ばれる大きな要因の一つは医療費が原則的に無料であることと言えるでしょう。日本同様、国民皆保険制度がとられており、歯科などの対象外もありますが、基本的に個人の自己負担はありません。ただ、無料ゆえの問題点もあり、その一つには待ち時間の長さが挙げられます。

また、社会福祉に観点をおくと、税金の他に寄付文化の影響は大きく、寄付によって成り立っている部分もあるように感じます。

貧困、障害者の生活、子育て問題、老人介護など、社会的弱者と呼ばれる人達の問題を、個人ではなくコミュニティの問題として受けとめ、
余裕のある人や企業がNOPなどに寄付をしたり、人材を投入し助けるという感覚が、日本よりも根付いているように感じます。

政府だけでは行き届かない分野に、民間が介入する形で手助けをすることで、社会福祉がより充実したものになっていると思います。

公立小学校

カナダの教育制度を知ろう~カナダで子育てするなら

ただでさえ不安な子育て。しかも自分の育った日本以外の国でとなると、不安で押しつぶされそうになるのが普通の感覚でしょう。
子育てに答えはないなどとよく言いますが、最低限子育てをする国の教育制度などの情報を集めておくことは、親としての責任です。
大切な子供の将来のためにも、知らなかったでは済まされません。ここではカナダの教育制度についてご紹介します。

公立小学校

カナダの教育制度は、基本的には6歳ないし7歳で小学生になり、15歳ないし16歳までが義務教育です。
州により多少の区切りの方の違いや、学校の呼び方の違いはありますが、日本同様、小学校から始まり、中学、高校と続きます。

ただ、新学年は9月から始まりますし、学年も小、中、高をつなげてグレード1からグレード12という風に呼ぶ場合が多いようです。
また小学校の前にも、デイケア、プレス―クール、キンダーガーテンと呼ばれる、日本でいう保育所、幼稚園に通学する子供たちも多いです。

教育に限らず、欧米は個人主義です。
これは学校生活においても顕著に表れます。のびのび育てたいという言葉を子育て中の日本のお母さんからよく聞きますが、カナダでのびのび育てるのと日本でのびのび育てると伸びしろが全く違ってきます。
カナダの子供たちを見ていると、ある程度の協調性や厳しいしつけも必要だと感じざるを得ません。

カナダに限らず海外はベビーシッター文化の国も多く存在します。
日本でも賛否両論のあるテーマですが、女性の社会進出を後押しするためにはベビーシッターの存在は避けては通れません。

カナダでも産休後に職場復帰する女性も多いので、プレスクールやキンダーに入れる歳になる前にも、ベビーシッターやデイケアに預けられる子供達もたくさんいます。

しかし、移民による人口の増加に伴い、デイケアの不足が問題となっている地域があることも事実です。

またフルタイムでの利用となると費用が非常に高くかかるため、母親の給料のほとんどがデイケア代、ベビーシッター代に消えるという状況もあります。

政府からの補助金を利用できる場合もありますが、お母さんにとっては、それなら仕事を辞めて自分で育てたいと思う女性もいるでしょうし、
やはり母親になるということは、女性にとって人生の転機となることは万国共通、紛れもない事実のようです。

カナダでの子育てを語るに当たって、日本との違いとして必ず言及しなければならないのは、児童虐待に対する考え方の違いです。

最近では、日本でもしつけと虐待の境界線に関する議論がなされていますが、カナダにおいては少しでも手を出す行為、おでこを少しパチンとすることも全て虐待ですし、
それだけではなく大きな声で怒ったり、泣いている子供をそのまま放置することさえも、児童虐待と捉えられます。

近所の人がそのような状態に気付いた場合は通報することもありますし、行政の介入も比較的入りやすい環境になっています。

おそらく背景には、そこまでしなければならない悲惨な事件があるということの反映かもしれませんが、
知らなかったでは済まされません。これは我が家ではしつけの範囲だと言っても、到底理解されませんし、最悪の場合は子供が保護される形で行政機関によって引き離される場合もあります。

また、12歳以下の子供は一人で家で留守番するべきではないとされていますので、日本でいう鍵っ子のような子供はカナダにはほどんどいませんし、毎日の学校への送り迎えも親の責任です。

人種差別

カナダは多人種国家~カナダの人権問題を知ろう

カナダは移民政策により発展してきた国ですので、多人種で成り立っています。それゆえに人権問題は非常に繊細な問題です。
日本にいる感覚でいると、自分にまったくそんな気はなくても、差別者のレッテルをはられてしまうかもしれません。ここでは注意すべきポイントをご紹介します。

さて、まずは「カナダ人」と聞いて、どんな人物を想像するでしょうか?

実は、一言でカナダ人と言っても、おそらく生粋のカナダ人はほとんど存在しません。
本人はカナダで生まれ育っていても、親の代、祖父母の代にさかのぼると必ずと言っていいほど他国からの移民者が含まれています。
先住民のネイティブアメリカンと呼ばれる人の祖先もいますが、彼らもまた、他国からの移民者との混血になるつつあると言えます。

例えば、あなたがカナダに留学することになり、ホームステイをすることになりました。どんな留学生活を想像するでしょうか?広告のモデルに使われるような、白人家族でしょうか?

もちろん地域にもよりますが、ホームステイ先が都市部の近くであればあるほど、白人家族の割合自体が低くなりますし、ホームステイを提供している家族も多人種になります。

あなたが思っていたホームステイ生活とは、食事も、生活習慣も違うものかもしれません。

あなたはそこであなたの考えを軌道修正ができますか?それとも、斡旋会社にクレームを言うでしょうか?

「白人家族と思って料金を払ったのに…!」

そう言ってしまった時点で、カナダでは人種差別者として捉えられる可能性があることを知っておいてください。

日本という小さなアジアの島国で育った日本人は、どうしても白人を憧れのまなざしで見がちです。
しかし、その意識を持ったままカナダで生活をすると、思いもよらない人種問題に巻き込まれてしまうかもしれません。

多人種が共に生活をするからこそ、お互いを尊重することを求められますし、人間らしく生きるという基本的人権の意識も高いです。
カナダのこの政策は徹底されていて、例えば何かのイベントのポスターなどを作る場合には、複数の人種のモデルが起用されるなどの考慮が当然のこととして求められます。

人種問題と共に人権問題でよくテーマに上がるのが女性問題ですが、さすがに全く女性が不利な状況にならない、とはカナダでも言えません。ただし、日本の状況よりはかなり進んでいるのは事実だと思います。

人種差別

例えば、女性の妊娠に伴う職場での対応に関してですが、雇用主は妊娠を理由に解雇できないことはもちろんのこと、
産休も比較的取りやすい環境が保たれているように思います。産休後の復帰のポジションの確保も法律で保障されています。

もちろん、現実に産休のない男性と全く同じように働けるかというとそうではありませんが、
少なくとも日本の職場で妊婦の女性が受けるような精神的苦痛に比べると、一般的にカナダの方が先進していると言えると思います。

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カナダの文化~多文化国・カナダの文化の特徴とは?

カナダの文化とはどのようなものなのでしょうか?

たくさんの移民で成り立つ国、カナダは、言語、文化、宗教なども多岐にわたります。自分と違うものを尊重し、受け入れ、そして融合させながら、カナダどいう国として発展してきました。
これらの多文化国カナダで学ぶことは、世界平和にもつながる気がします。ここではそんなカナダの文化についてご紹介します。

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カナダの多文化主義については、実はカナダ憲法でも言及されているほど、カナダの基本的原則とも言えるものです。
公共語が英語だけでなくフランス語も含まれることを始めとし、カナダの至るところで、リトル○○と呼ばれるような世界各国のコミュニティも存在します。

他国の独立記念日や祝日に関しても、政府が率先してコメントをしたり、パレードやフェスティバルが行われることもあります。同時に異文化交流にも細心の注意を払い、お互いの尊重も忘れません。

異文化国家の最大の利点の一つは、カナダにいながら世界各国の料理を堪能できるということです。
現地出身のシェフが作る本格的な伝統料理から、他と融合させて新しいものを作りだすフュージョン料理まで様々です。

日本料理を例にあげても、日本で修業を積んだ日本人料理人が作る本格的なお寿司や天ぷらから、他国出身の料理人が作る、チーズやフルーツを使った巻き寿司まで色々です。

私たち日本人にはお寿司と呼ぶのには抵抗がありますが、SUSHIとして違うものと認識してしまえば、そんなものもあるんだなと思えます。
外国人のいうSUSHIが好きだという言葉に少し気を付けて、日本の伝統的な寿司とは違うものだと思えばいいだけです。

移民による多民族国家として、食材や文化的な物品も比較的手に入りやすく、他国にいながら使い慣れた製品を使い続けることができるのも大きな特徴といえるかもしれません。

旅行の数日であるならば乗り切れることも、毎日の生活となると無理は禁物です。現地で代用品を見つけるのも大切ですが、どうしても譲れないものもあります。その点、カナダは比較的生活しやすい国と言えると思います。

異文化間での意見の対立は当然のこととしてありますし、もちろん全てがスムーズにいくわけではありません。しかしながら、全体的には排他するよりも、共存する方法を一緒に模索する印象があります。

例えば、現在世界中で色々な議論が行われている宗教的問題、移民問題に関しても、カナダ政府としては比較的受動的な体制をとっていると思いますし、国民もそれを支持する方向で受け入れているように感じます。

異文化、異宗教、異言語間で起こってしまう衝突や障害を、好意的に受け入れ、どこか楽しんでいる、そんな余裕や寛大さすら感じます。

押し付けると反発するし、相手誠実さを感じると自分も誠実でいたいと思う自然の原理を、誰から教えられるわけでもなく、お互いに理解している印象です。

世界の異文化間すべての問題を解決することはできませんが、移民国である点を踏まえてもカナダ国内では比較的衝突は少ないように感じます。

ゲイパレード

カナダはLGBTコミュニティ先進国!その取り組みを知ろう

カナダは世界でもいち早くLGBTコミュニティの認知に取り組み、法制度を整えてきた国の一つです。カナダに比べると、まだまだ認知度も法整備の遅れている日本。
カナダの取り組みを知ることで、日本での取り組みを考えるいいきっかけになるかもしれません。

最近では日本でもよく知られるようになったLGBTというワード。ゲイ、レズビアン、バイセクシャル、性同一障害などの性的少数者を示す言葉ですが、
カナダはこれらの問題にも、世界の中でも比較的早い段階で対応してきた国です。

ゲイパレード

2005年にはカナダ全体で同性婚が認められましたし、それ以前からコモンローと呼ばれる法律を作り、同性の事実婚を認め、結婚と同様の権利を保証していました。
現在では、世界で最も同性結婚への障害の少ない国の一つとも言われています。

カナダの様々な都市では、認知を広めるためのパレードが毎年盛大に行われ、プライド・パレードという名前で親しまれています。

パレードの時期が近づくとLGBTコミュニティの象徴である虹色のデコレーションでストリートが埋め尽くされます。パレード当日にはは当人達だけでなく、地元企業や労働組合、学校、政治家も参加する都市をあげての一大イベントと認識されています。

最近の印象では、むしろ参加しない企業や団体のほうが、むしろ排他的というレッテルを張られそうな勢いです。

今年のバンクーバーでのプライド・パレードには、ジャスティン・トゥルードー首相も駆けつけました。奥さんと小さな子供たちを連れてパレードに参加したことで、地元では例年以上に盛り上がりました。

特にトロントやバンクーバーと言った都市では、LGBTはコミュニティの一部として一定の市民権を得ています。街を歩けば同性カップルが手をつないで歩いていたり、キスをしていたりすることも日常茶飯事です。

中にはLBGTの出会いの場として知られるクラブなどもあり、週末の夜には盛大に盛り上がっています。
これらの都市で生活をしていると、LBGTの人と知り合うきっかけは日常生活の中にありますし、自然な流れとして友達になることも決して稀なことではありません。

もちろん、全く偏見がないと言えば嘘になりますし、カナダにもまだまだ課題はあります。

しかしながら、日本のLBGT認知度に比べると、カナダは大変進んでいると思いますし、環境的にも、法的においても、
LBGTの人たちにとってカナダは大変住みやすい環境であると言えると思います。
これはカナダの多文化主義の理念に通ずる点があり、少数派を排他しない、基本的人権の尊重の原則の表れとも言えます。

日本は小さな島国の為、どうしても少数派に対して排他的になりがちです。時として、人間らしく生きる基本的人権が危ぶまれることさえもあります。

LGBTの問題は人間が人間らしく生きるという原点を見直し、問題提起となる事柄かもしれません。
グローバル化の進む世界の中で、日本はどのようにこの問題に取り組んでいくのでしょうか?

カナダ

カナダでの生活とお金~カナダ人の金銭感覚、貯蓄について

カナダ人にとってお金とは何であり、どのくらいの貯金をしているのでしょう?

日本人の中にも貯金額には大きなばらつきがあるように、カナダ人の中にも貯金額の多い人、少ない人はいます。
でも、国民性、社会的背景によるカナダ人全体像は少し日本人の金銭感覚とは違うようです。ここではカナダでの生活とお金についてご紹介します。

カナダ

カナダ人の金銭感覚についてひとまとめにして書くことはできませんが、一般論としては、貯蓄率は日本のそれに比べて低いように思います。
背景には将来に対する不安が少ないという点があげられるかもしれません。

カナダ人があまりいろんなことを心配しない国民性という部分もありますが、社会福祉が充実しているという点も踏まえて、
いざとなったら社会的なセーフティネットがちゃんとあり、どうにかなるんじゃないかと漠然と考えている人が多い印象です。

日本のように将来に備えて日々コツコツと貯金をする、という習慣を持つ人は多数派ではない気がします。
カナダ人の中にももちろん貯金をする人もいますが、あくまでも近い将来の旅行費用など、短期間のスパンではっきりとした貯金目的がある場合が多い気がします。

例えば、子供手当として政府が国民に還元するとします。日本では子供の将来に貯金する人も多いのではないでしょうか?

その点、カナダではパーッと使ってしまう人が多い印象があります。もちろん子供たちのために使う人が多く、一概にどちらがいいとは言えませんが、経済が回るのは確実に後者の方ではないでしょうか?

家族の中にも個人主義の考えがありますから、子供がいても、自分の人生は自分の人生、子供の人生は子供の人生と割り切っている部分があります。
もちろん子供を育てるのは親の責任ではありますが、子供の将来まで面倒を見てあげなければいけないと思っている親は、日本に比べて少ない気がします。

実際、カナダの多くの大学生は自分で学生ローンを組んで大学生活をやりくりします。カナダの中でも、アジア系移民の家族に関しては、
日本のように親が学費や生活費まで面倒見ている場合も多いかもしれませんが、欧米系家族に関しては、その割合は低い印象があります。

また就職した後も、学生ローンを返し続けている人もいます。カナダでは大学に行くのは日本のようにほとんどが高校卒業後というわけではありません。
一度就職した後に、転職のため、スキルアップのために学校に行く人も多いので、大学生になるのに歳は全く関係ありません。その度に学生ローンを借りる人もいるので、親になっても学生ローンを返し続けている人がいるくらいです。

これらはあくまでも一般論、しかも欧米系の家族の話ですので、移民国であるカナダの中にも特にアジア系は日本的な金銭感覚や貯蓄に対する考えを持っている家族も多くいます。

もちろん欧米系でも莫大な貯蓄や不動産を持つ大金持ちはいますから、一概には言えませんが、
中流家庭と呼ばれる層の印象はお金が必ずしも人生における優先順位ではないといった考えを持つ人が多いように感じます。

リカーショップ

カナダにおける飲酒、たばこ、大麻の法律について~合法?違法?

カナダにおける飲酒、たばこ、大麻は合法なのでしょうか、違法なのでしょうか?

リカーショップ

国が違えばそれらの取り扱い方法も違います。警察につかまってから、知らなかった、日本ではこうなんだと訴えても決して許してはもらえません。
失敗のないよう、渡航前にこれらに関するカナダでの法律をしっかり知っておきましょう。

まず知らないと大変なことになるのが野外での飲酒です。日本人は最初はみんなびっくりしますが、カナダでは公共の場での飲酒は違法です。
つまり、お花見はまずできません。飲酒が認められている年齢は、州によって違いますが、18歳か19歳から認められているようです。

また、アルコール品の販売、提供についても規則があり、ライセンスを持った酒屋やレストラン、パブなどでしか販売、提供できません。つまり、日本のようにコンビニ、スーパー、自動販売機などで気軽には買えないのです。

カナダに住む人から見れば、日本は飲酒天国かもしれませんね。もちろん販売許可のある場所でもIDチェックは厳しく行われています。
アジア人は比較的若く見えますので、うっかりIDの携帯を忘れると、飲酒ができないことがありますので、飲酒を要諦している場合はIDの持参は忘れないようにしましょう。

たばこの喫煙についても、カナダは日本に比べてとても厳しいです。今のご時世、屋内でたばこが吸えるところなど、ほとんど見かけません。喫煙エリア、喫煙所すらありません。ほとんどのレストランでも全席禁煙です。

州によっては、野外であっても、建物から数メートル以上離れていないと吸ってはいけない、ビーチでは吸っていけないなど、たばこの吸える場所はどんどん狭まっています。

しかもたばこの値段は日本に比べて非常に高いです。ビースモーカーにとって、カナダは環境的にも、金銭的にも住みにくい国かもしれません。

それに比べて比較的寛大に捉えられているのが、大麻の吸引に対してです。ここ数年では嗜好大麻の合法化の動きも盛んですし、首相も嗜好利用大麻合法化に対して声明を出しています。

実生活においても、すでに医療大麻に対しては合法化されていますし、入手方法は非常に簡単です。お店が多々存在しているエリアもありますし、そういった場所では生活の中の当たり前にあるものの一つになりつつあります。

入手条件も比較的簡単で、医療目的と嗜好目的のラインはすでに非常にあいまいです。これからは、自己責任が大きく問われる問題になっていきそうです。

日本でもここ数年、医療大麻に対する賛否両論がありますが、カナダの動きを見ながら、メリット・デメリットを知り、
その上で討論し、日本はどのような立ち位置に着きたいのか考えて答えを出すのもいいかもしれません。

最近カナダでは、たばこ同様、電子たばこの利用も増えてきていますし、中身を大麻にして利用している人も多く見かけます。子供たちへの影響もあり、迅速な法整備が課題となっています。

オープンハウス

カナダにもシェアハウスはあるの?~カナダの住宅事情を知ろう

シェアハウスのコンセプトは、最近日本でも一般的に知られるようになりましたが、カナダでのシェアハウスと日本のシェアハウスでは何が違うのでしょうか?
またカナダの住宅事情全般についてもお教えします。

最近では日本でも流行りのシェアハウス。テレビ番組などで、認知度もあがりましたね。

カナダでもシェアハウス、シェアルームは昔から学生を中心に人気の居住形態で、今でもたくさんの物件がシェアハウス、シェアルームとして利用されています。

オープンハウス

数人で一軒家の住宅を借りてシェアハウスをしている場合もありますし、2,3人でマンションの部屋を借りてシェアルームをして生活している人も多いです。

もちろんシェアの最大のメリットは家賃が安く済むことですが、その点、キッチンやトイレ、お風呂が共有という場合が多いので、神経質な人や潔癖な人にはあまりおすすめできません。

ただ、カナダの住宅には寝室が3部屋以上、日本でいうところの3LDK以上の住宅には、トイレやユニットバスが共有のもの1つではなく、
それ以外に1寝室の中についていることもあるので、他人とシェアしなくいていい場合もあります。

海外、特に広大な土地をもつカナダの住宅は一般的に日本の住宅に比べ大きいです。
また、郊外に行けば行くほど一軒家は広く大きなものになります。

郊外に住むとなると、車がないと生活しづらくはなりますが、特に小さな子供がいる家族は郊外に一軒家を買う家族が多いようです。

または、初めからホームステイや部屋の貸し出しするつもりで大きな住宅を購入する人もいます。

それゆえに、貸し部屋にはプライベートの入り口があったり、プライベートを確保することのできる家の造りになっているケースも多いです。

都市部においてはやはりマンションが多いですが、一軒家についても、2世帯、3世帯住宅といった造りの賃貸用の一軒家も多く存在しますし、タウンハウスと呼ばれる集合住宅もあります。
この場合も各自に専用の入り口があり、生活習慣が違えば同じ家に住んでいても顔を合わせることさえない日もあります。

バンクーバーではここ数年、不動産の高騰がよくニュースになっています。
外国人富裕層による買い占めなどの問題もあり、地元民から迅速な法整備が求められています。

またこの状況に伴い、賃貸住宅問題も出てきており、住宅契約の際には細心の注意が必要です。

オンライン上の契約による詐欺の被害も多数報告されています。

物件を実際に見てからの契約が一番ですが、そこまでしても安心できない巧妙な手口のものもあります。
実際に入居しようとしたら、そんな住宅は存在しなかった、実は他の誰かがすでに契約している物件だったなどいうことの内容、住宅契約の際にはくれぐれも気を付けましょう。

カナダドルとアメリカドル

カナダとアメリカ、何が違うの?~後悔するような大失敗をしないために

カナダとアメリカは、同じ北アメリカとして、何かと同じように認識されやすい国です。しかしながら、実際には違いがたくさんあります。
国境を越えれば違う国。しかも、アメリカと同じと思ってカナダ人に接したら、後で後悔するような大失敗をするかもしれません。
ここでは注意すべきポイントをご紹介します。

カナダドルとアメリカドル

どこの国も、近隣諸国とはうまくいかないものです。これは、ご近所問題と同じです。
見たくないものが見えてしまうし、かといって自分に影響を与えてくるゆえに無関心にはなれず…。

あまり知られていませんが、カナダとアメリカも実はあまりお互いをよく思っていません。
ただ、陸続きの隣国ですので、経済的にも政治的にも、お互いを無視することはできないのです。

お互いに干渉せざるを得られない状況の中で、カナダとアメリカは世界的にも最も理想的な付かず離れずの関係を保ち、隣国関係の成功例と言われています。

先ず最初の大きな違いは、国民性の違いです。

これは両国の国民性を表す例え話として聞いたことのある話ですが、
レストランに入って自分の期待していたものが食べられなかった時の反応が明らかに違うという話です。

アメリカ人は遠慮なく不平不満を伝え、それでもまた後日、同じレストランに戻ってくる。でも、カナダ人はその場をそつなく過ごし、もう二度とそのレストランには戻らない、というのです。

この話を聞くと、カナダ人は少し日本人と似ているような気もしますね。

よくアメリカ人は自己主張が強く、決してSorryと謝らない、などと聞きますが、
実はそのアメリカ人の国民性を一番嫌っているのは隣国にいるカナダ人です。

しかも、そのアメリカ人の国民性が北米の印象として、世界からそのままカナダ人も同じと考えられることに嫌悪感すら感じています。
カナダ人と会話をする場合には、その点を十分気を付けた方がいいでしょう。

「カナダ人はアメリカ人と似ていると思っている」

なんて言ってしまった時には、全否定されるかもしれません。

実はあまり知られていませんが、アメリカとカナダでは英語も多少違います。

これは、カナダが元々イギリス連合国の一つだったためで、単語のつづり方はイギリス英語を引き継いでいる部分があります。

また単語自体、カナダ特有のものもあります。

しかしながら、隣国という点から、発音はアメリカ英語に似ています。ちなみに、カナダの$20札はイギリスのエリザベス女王の肖像画が入っています。
こんなところにも、カナダにはイギリスとの関係が日常生活の中に色濃く残っています。

もう一つ大きな違いは、カナダでは銃の保持は違法です。カナダでも狩猟は盛んですが、狩猟銃の所持には特別なライセンスが必要です。
銃を保持したままアメリカ側からカナダに国境を超えることはできません!

アジア、ヨーロッパ、北米、南米、アフリカなど、世界規模で見ればひとくくりに見られがちな国々も、それぞれの国で個々の特徴があります。
他から見れば小さな違いでも、当人にとっては全然違うと思っていることもあるかもしれませんね。

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以上、「カナダでの生活~移住、駐在、留学するなら知っておきたい10の問題」と題し、バンクーバー在住10年の筆者が、日本人がカナダで生活する際に、
事前に知っておきたい政治、宗教、文化、社会保障、お金、暮らしの問題についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

カナダに興味のある方、これからカナダに移住、留学しようと検討している方のご参考になったら幸いです。アクセスいただきありがとうございました。

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